ナナメノリ

自意識過剰な大学1年生のナナメなノリ。

自意識過剰とブログ

自意識過剰がブログを始める

 

「ブログを書くことにした。」

こうして宣言してみると、たった11文字、句点含めて12文字でスッキリと収まってしまうが、自意識過剰を拗らせナナメな思考しかできなくなってしまった激イタ19歳にとって、ブログを始めるということは大きな決意であり、もしかしたら大失敗だったかもしれない。

 

自意識過剰という病気

 

 自意識過剰といってもその特徴、いや、その症状は千差万別であり、患者同士で意見が一致することはほとんどない。それもそのはずで患者自身が発作が起こる原因やパターンを正確には理解していないのだ。あるシュチュエーションに対面して初めてそれが自分の中の「恥ずくて無理ライン」を超えていることに気づく。

 

自意識の芽生え

 私自身の具体例を挙げると、東京…じゃなくて千葉県にある某テーマパークのパレードを見ていた時にある行動がラインを超えた。ここのパレードといえばフロート車という派手で大きい車に乗った、鼠、鳥、犬、グーフィーなどが、陽気な音楽にノったり踊ったりしながら、園内中を回り、フロート車の上から眼下の我々利用者に対してポーズを決めたり、手を振ったりする。

 

 そして我々利用者たちはこの行為に対して、彼らの名前を叫びながら手をふり返したりするのだが、これが私にはどうしても出来なかった。「なぜ?」と聞かれるとうまく答えられないのが自意識過剰という病気の最も厄介なところだが、推測するに、「うわ、あいつ超テンション上がってんじゃん、やば(苦笑)」と思われるのが嫌なんだと思う。

 

 もちろんそんなことを思うことがいない事や、私程度のことをそうやって注意してみている人などいない事は19年という短い人生の中でも理解している。ただ理解はしているが自分の中の制御できない羞恥心が手を振らせてくれない。これが自意識過剰である。

 

けれどこの時、手を振らなかったことに対して母に怒られたのは今でも腑に落ちない。

 

自意識過剰のユートピア

 

熟成ツイート

 こうした症状を持つ私がブログを始めたのだ。当たり前のように障壁は多い。Twitterをやっているのだが、1ツイートするにしても「〜と思われたどうしよう」とか「バズらせようとしてると思われるかも」など悩みに悩み抜いてようやく投稿する。

 

 基本的にツイートは1日眠らせてから、翌日判断して投稿するので今までに何百ものツイートが自意識によって削除されてきた。ある意味つぶやいたことなど一度もない。

 

自意識過剰とブログ

 こんな奴のブログ、1つ書くのにどれだけ時間がかかるのだろうと思って避けてきたのだが、実際に書いてみると割と手は進む。おそらく文字制限がないので言い訳がいくらでもできるのが自意識を出さずに書き続けられている理由だと思う。

 

 あとは自意識過剰やその延長で生まれたナナメな考え方を始めに堂々と宣言していることも大きい。さらには Twitterやインスタなどはどうしても現実で繋がりのある人に投稿が見られるのでどうしても恥ずかしさが出てきてしまうが、ブログはその心配がないのでいくらでも恥ずかしいことが言える。

 

 ある意味ブログは自意識過剰な人たちが発言する最適な場なのかもしれない。他の自意識過剰患者達との交流もできたらさらにいい。ただこのナナメなノリ100%で書いた屁理屈や僻み、厨二病全開の文章が現実の私と繋がり、黒歴史にならないことを祈る。

 

12文字の宣言が大失敗になりませんように。